損するギバーがなくすもの【179】

夢が描けない理由

明るい未来が描けないゆきみち。なぜ私はこんなに現実的なのか?について旦那の意見は

だんな
だんな

お母さんの影響があるんじゃないかなと思う

と言いました。これを聞いた時、心臓がヒュッとしました。コーチングで受けた指摘(A面の事)とほぼ同じだったからです。

母の特徴は51話の通りなのですが、とても真面目でよく言えばリスクヘッジがうまい。悪く言えば、保守的でわからない事への不安感が強めな人だと思います。(念のため書きますが、母の性格を否定する意図はございません)そして私は母にそっくりな面がある。

遡る事52話で描きましたが、私は幼少期母に対して「大人っぽい」自分を演じる事をしていました。

52話

この行動がまさに、明るい未来を否定し『現実的な私』を作り出す一つの行為だったのでは‥と今は思います。

ゆきみち
ゆきみち

私は現実をちゃんとわかってるよ!と母を安心させたかった

また、母だけではなく他の家族にも思い当たることがありました。
私は漫画家になりたいと思っていた事があるのですが(幼稚園〜小学校低学年?くらい)その旨を父・祖父に告げた所

漫画家なんて一握りの人しかなれない、苦労するよ

と言われた為

ゆきみち
ゆきみち

じゃあ、イラストレーターになろうかな

と返事をしました。
本気で漫画家を目指そうと思っていたわけではないですが、否定されて悲しかったのを覚えています。(二人はイラストレーターという仕事を知らないだろう、これなら否定できまい…と思ってとっさに出したのです。)

父にせよ、母にせよ、祖父にせよ…私の夢を潰そう!と思っていたわけではないと思います。子供に苦労して欲しくないという純粋な親心(心配)があったと思いますし、単純に我が家の教育の一環とも言えます。

また周囲は気にせず、自分の夢を押し通すだけの意思が私になかった、と言えばその通りです。

ただ私の家族はよくも悪くも、物事に対して現実的なとても真面目な人たちだと思います。

彼らの影響は少なからずあったのではないか…と、今は思っています。

83話より
ゆきみち
ゆきみち

人間って、習慣とか環境の塊なんだなあと思うよ…。あと母親の存在は大きいものなのよね

だんな
だんな

そうね

過去に答えはない

またA面でたー!と打ちひしがれたゆきみちに対して旦那は

だんな
だんな

気持ちはわかるけど、過去はそっとしておきなよ

と言いました。

旦那もカウンセリングやコーチングで過去に内面の掘り下げをしていますが、もう10年以上たっているので私よりずっと先輩です。私が過去にとどまる事がないよう心配してくれたと思うのですが(ただ指摘したかっただけな気もする

ゆきみち
ゆきみち

過去が変わらないことくらいわかってる!もっと優しくしてくれよ!

と思って反発しました。
そもそも当時私の心は全開でやさぐれているので

全てが憎い

しかしそこは流石の身内。間髪入れず

だんな
だんな

羊メンタルとか思ってるのは自分だけだと思う

とツッコミを入れ、続けて

ゆきみちがいつもはまっている罠を話し始めました。

ゆきみち
ゆきみち

なんじゃそりゃ!?

続く