私はこんなにやっているのに
恋人のために全く時間を作らない、いつも自分を優先させる元カレの返してきた言葉に、Sさんはどう反応したのか?
滅茶苦茶腹が立って怒りました
そりゃそうだ
ゆきみちは128話〜145話の大きな変化があったから元カレが何を言わんとしていたのかなんとな〜くわかっただけで、それまでの私なら同じくブチ切れたでしょう。とても自分勝手で思いやりがないとも聞こえるからです。
…と言うか、私も似たような事でキレた事があったんですね。
デジャブ
ゆきみちの場合は仕事でしたが、前職はデザイナーなのに何故か店頭に立ち、接客をやらされることの多い会社でした。仕事なのでやっていましたが、何年も同じメンバー。上司にとって都合の良い人が選ばれていただけだと思います。(同じデザイン職で立たない人間もいたからです)
流石に不公平だと思い、他の社員も含めてローテーションをしたいと苦言を呈した時「つまりゆきみちは接客が嫌なんでしょ?じゃあしなくていいよ」と言われて
ぶちぎれました。
何その言い方ーーーーー!
色々な事を削ぎ落とし、シンプルに言われたらそうなんですけどよ!笑。でもこの思いやりのない言い方が私は嫌でした。こっちは会社の希望に合わせ色々やってるのになんじゃーー!!…って。(ちなみに上司の放った「しなくていいよ」は嫌味ではなく、普通の声のトーンで再生してください笑。)
Sさんの状況と全く一緒だとは言いません。でも相手を思ってやった自分の行為が、理解されない事に対して怒っていると言う点では、非常に似たものだと思います。
なぜこうなる?
その後Sさんは同じ職場で数年勤務し、最後は体調を崩し退職した…と言う事なのですが。(153話)
職場で損するギバーをしていた事もですが、とにかく恋愛がうまくいかない事に頭を悩ませていたそうです。相手に奉仕し、相手に喜んでもらう事が嬉しい、それがお互いの幸せ!と思っていた彼女には、最後に苦しみやお別れになる理由がわからない。
悩みを抱えつつも、『もっと自己コントロール力や達成力をつけたい!』と言う思いから、とある人材教育コンサルティング会社主催の、セミナーに参加したそうです。
そこである心理学に初めて触れる事になります。それが
選択理論、という心理学でした
選択理論…?
この出会いが、Sさんの損するギバー脱出に大きく関わる事になります。
続く!