損するギバーがなくすもの【112】

おまけ

おまけについて
ゆきみちはこれまで自己啓発の本を読んだり、セミナーに参加したりしても、数週間もすれば元の自分に戻ってしまいました。なので、コーチングも終わったらまた戻ってしまうのではないか?と思い怯えていました。自分の変化が大きかったからこそ、失いたくないと思ったのです。

結論、Sさんのコーチングが終わった後、『コーチングを受ける前』の自分には戻る事はありませんでした。
漫画の通り、どうしても癖で戻る事はあります。でも気づいて軌道修正できます。コーチングで書いたシート、そして動画を見直しては自分を見つめ直したりしています。

目には見えないけども、残るのです。不思議です。

Sさんの返事

気持ち悪い事を言ってしまったと大後悔したゆきみち。Sさんの返答は想像とは真逆の

Sさん
Sさん

そんな風に言って貰えて嬉しい、ありがとうございます!

というものでした。

ゆきみち
ゆきみち

…え?

返答は変に(?)私を励ますような内容ではなく、Sさんからの感謝の気持ちと、私の心を汲み取ってくれる非常に温かなものでした。これを読んだ時、感動して涙が出ました。
と同時に非常に驚きました

あれ、この人私となんか違う

と強く感じたのです。

私にはできない

Sさんは勉強家で、色々な知識を持っていました。これはコーチングを受けた最初の頃からわかっていた事で、素直にすごいな!と思っていたのですが、当時私が感じた『違う』はそうではありませんでした。

解決しようのない他人の『寂しい・悲しい』という質問に対して、
こんな返答するの?と思って驚いたのです。

仮に私が同じ質問を誰か(例えば慕われていた後輩)などに言われたとして。言われた事を迷惑だ!などとは思いませんが、おそらく悩んでしまうと思います。

・どう言う答えがベストなんだろう?
・傷つけたり、変な期待をさせたらどうしよう?

こう考えてしまうのです。これは決して後輩を嫌いだと言う意味ではありません。69話で紹介した根本先生の御本の言葉を引用させて貰えば

他人との距離がうまくつかめないが為に、離れ方に悩んでしまうのです。

ゆきみち
ゆきみち

???

Sさんの対応は簡単に言えば『優しい』。でもゆきみちが持っている類の『優しい』とは、何かが違っていました。
当時は一体これがなんなのかわかりませんでしたが、徐々にわかるようになっていきます。

続く