損するギバーがなくすもの【36】

体液が止まらなかった無料面談

大変衝撃な面談を受けたゆきみち。「なんだったんだあの時間は…」としばらく放心状態でした。前回も記述しましたが、衝撃が大きすぎて内容はあまり覚えていないです。
ちなみに面談後、ゆきみちの転職の問題は何も解決していませんでした。（そもそもお前は愚痴っただけだろっていうツッコミはなしで）

こちらの会社、口コミがものすごく良いんですよ。
「無料面談で自分のこれからが明確になりました！」とか「スッキリしました！」とか書いてあったので『私もそうなるのかな？』とちょっと期待してたんですね。面談終わってからなんも解決してない事に気付いて『あれ、なんか思ってたんと違う』と。

私は鼻水と汗でハアハアしてましたからね。笑

「少数派」という言葉の力

転職の事は解決しなかったけど…面談後、私の心はものすごく軽くなっていました。

理由の一つは『少数派』という言葉。

これまでの転職活動でゆきみちは『なんかあなた変だよ』という他人の目と態度を何度も感じ、傷ついていました。
ところが『少数派』という言葉には、嫌な感情が一切乗らなかったのです。それどころか

え？私…なんか格好いいじゃん

という気持ちになったのです。これはわからない人からしたら全くわからない話だと思うのですが

『変』は、自分が他と比べて『ダメ』という嫌な印象受けるけど、
『少数派』は『ちょっと特別なだけ』という非常に良い印象を受ける

のです。

これはいわゆるネガティブな言葉をポジティブな言葉に言い換えた、というものではなく私の心に染みる言葉だったのだと思っています。またKさんは面談中、一回も「変」とか「普通は」といった単語を出さず、私に対する態度や口調がずっと一定。顔色も変わらない。

これに当時の私がどれだけ救われたことでしょう。

もしかしたら漫画を読んで、彼の態度や言動を冷たいなと感じた人がいるかもしれません。でもゆきみちには圧倒的に刺さったのです。

旦那の反応

心が驚くように軽くなり、大興奮の私は『もうここしかない！』と思い旦那に即連絡をしました。
しかし彼の反応は冷静なものでした。彼はコーチングを受け独立起業をした経験を持っており、コーチングがなんたるかを理解していたのです。

金額も決して安くないし、そもそも転職に関わるコーチングって、何をするの？応募書類をチェックして、企業相談を受けて…とか？今俺とやってることと何か違うの？という感じでした。

そして何より私の問題はおそらくメンタルの問題だからコーチングじゃなくてカウンセリングを受けた方がいいよ、と勧められました。
彼のこの判断は（今思い返せば）大きく間違いではなかったと思います。就職以前の問題だという指摘も受けてましたし。ただKさんとの面談で大興奮の私からすると『ええ…そうなの？』という感じでした。

ゆきみちに必要なのはカウンセリング。カウンセラーを紹介してやる〜と言われたゆきみち。

さてどうするのか

続く