先の不安からなかなか決められない選択A・B・C。Sさんならどの選択をするか?返ってきた答えは
私はBを選んだ人間です
選択Bは派遣+副業です。Sさんは、ご自身が適応障害になった時の話をしてくれました。(詳細は151〜154話を参照ください)
※なお前提としてSさんは通院・お休みをされております。
心が疲れた時はまずお休みしましょう!
自分を好きになる為に
叩かれ怒られ、自尊心を削り犠牲的に働いてもうまく行かず、適応障害となり退職した前職。
Sさんはその後、すぐに転職をしようとしたそうです。けれど心も体もクタクタで、新しい職場で人間関係を構築したり、責任ある業務を請け負う気持ちに全くなれなかった。
何より
自分が嫌いだった。ボロボロになった自尊心を回復させなくてはいけない
と考え、とにかく自分の好きな事をしよう!と決めたそうです。(自尊心については番外編4.5をどうぞ↓)
収入を一定得つつできること…と考え、自分の好きな某夢の国で働くことにしたそうです。(ご存知の方も多いかもしれませんが、この施設は殆どが準社員(派遣・バイト)で形成されています)
私はこれを聞いた時
めちゃくちゃ居そう
と思いました。彼女の雰囲気そのまんまなのです。(笑)
Sさんは約1年半ほど就労。この期間を彼女は「長く居すぎてしまった」と話していました。なぜ長く居たのか?
楽しくて!
ディズ●ーランドが好きな人はたくさんいると思います。だとしても、働くのが楽しいかどうか?はまた別だと思います。就労するという事は、楽しい事ばかりではないからです。
Sさんはもともと楽しい事が大好きなポジティブ思考。(151話)以前の職場ではそれを否定されてしまったけれど、新しい職場では肯定してもらえ「ありがたい」と言われた。何より
自分の事を自分自身が肯定できた
すると、少しずつ自尊感情が回復していき、欲をかけるようになっていった。欲というのは「できる!」という自信が持て、やれる事を少しずつ増やしていけたということです。
自分の為の選択とは?
結果だけ見れば「良い職場環境だったからでしょ?」とか「地方暮らしにそんな選択はないよ」など、『外側の条件』を色々挙げることもできます。
でも私はそれだけではないと思います。
①自分の心と体(Being)の為の選択を、自分の取れ得る範囲で考え
②行動した(Doing)
↓
自分がいいなと思える環境を、自分の為に用意する
ここでもやはり自分のBeing(ありたい姿や気持ち)が先。Doing(行動)は後。そんな選択を取った。同じような状況下で、自分の気持ちよりも先の不安に心を奪われてしまう私とは明らかに違う選択の取り方だと思いましたし、とても参考になりました。
同時に、私の場合は自分の気持ちを優先したり、自分に優しさを向けるのにも勇気がいるのだなと気づいたのでした。
自分を甘やかすのにも勇気がいるのだ…
心の声を聞いてあげてね
続く