何故働くのか
過去の職歴を手放すのがもったいない気がする…そんなゆきみちにSさんは
何事も目的が大事だと思う
と言いました。目的とは
何故働くのか?→労働の結果何を得たいのか
回答は千差万別だと思いますが、私の答えは
自分が困りたくないから(病院に行けなくなる、人に迷惑をかけたくない、惨めになりたくない…など)
でした。その為にはお金が必要→お金を得る手法が労働だからやるという事です。
困りたくないのは何故ですか
はえ!?
何言ってるのと思いました。(笑)困りながら生きたい人なんかいないでしょ!?と。するとSさんは、私の答えの真逆を言い出しました。
困りたくない…健やかで幸福な状態(Being)でありたいという事で良いでしょうか?
幸福な状態を叶える手段は、皆違います。
…
先ほど「何故働くのか?」の答えは千差万別だと書きました。ただ私は、削ぎ落とせば似たようなものに行き着くのではないかと考えています。それが
自分の幸福
です。『家族の為に働くのが目的』と言えば、自分の為ではないのでは?と思うかもしれません。しかし家族の為に働く→家族の幸せを見たい→見たいのは誰?どんな気持ちになりたい?と突き詰めれば、やはり自分の幸せだと思うのです。(またそれで良いと思います。)
行動の目的は自分が幸福な状態になりたいから。
何が幸福かは皆違う、行動も違う。
自分の幸せに向かう為の行動を「もったいない」とするのは、違うのではないかというのがSさんの意見でした。
社員労働にさほど幸福を感じなかったのに(199話)損得を見てしまう
目的がずれちゃうのね
B面と再会
Sさんとの会話を経て、改めて自分がA面に引っ張られやすい事を自覚しました。同時に
私はB面でありたかったのではないか
という意識が芽生え始めていました。
B面は天真爛漫で人目を気にしません。私はこれを若気の至りと思っていました。(歳を追うごとに薄れていたからです。)
けれど本当にそうかしら、他人を気にしてA面の声を聞きすぎただけなのでは?と思うようになっていました。自分のありたい姿がB面にめちゃくちゃかぶるからです。
ひええ
私に必要なのは
A面の癖を直すために頑張る事
ではなく
B面の声(本音)をもっと聞いてあげる事
でした。Sさんが言った
今まではA面の声をたくさん聞いてきた。今度はB面を喜ばせてあげたらどうでしょう
この言葉を私はその通りだと思い
これからはB面の声をもっと聞こう…
と思えるようになったのでした。
続く