本音を言わない理由
何故本音を言わないのか…私の答えは
よくわからない
でした。あえて言語化するならば
- 世間への体裁
- (本音を言って)挑戦して失敗したくない、傷つきたくない
- どうせ何も変わらないという無力感
こんな感じだと思います。
※注:当時の私は自分が本音を言えていないかどうかもわかっていません。
また私は、自分が好ましくないと思った周囲の声も『不安になりたくない・安全でいたい』が故に受け入れてしまう傾向があります。
旦那の言う通りで、他人の意見に正解などないのに流されてしまう。結果私の本音はさらに出てこなくなる、という悪循環に入っていたと思います。
これが『どこかに正解があると思ってる』なんだよね…
そんなものないぞ〜い
知ったこっちゃねえ
では働いていた頃の私の本音は?語弊を恐れず言えば
知ったこっちゃねえ
でした。会社の成長も存続も、自分の昇進すらも正直どうでも良かったと思います。
意味がわからないという方がいるかもしれませんが、私は成果をあげて企業内で評価される事に喜びを感じないタイプでした。
昇進しお給与が増える事が嬉しくないと言ったら嘘ですが
結果、余計な仕事が増えるのなら要らない
と新卒の頃から思っていました。私の中で立場が上がる・給与が上がる、と言うのは
代わりに余計な仕事を押し付けられる
と言うネガティブな印象と強く紐づいているのです。
ご褒美(お金)は、嫌なことと引き換えにもらうものだと思ってるから、評価が嬉しくないんだわ
ホーン
仕事を頑張るほど評価され、ゆくゆくは管理を要求される立場になる…このシステムが苦しい、嫌だと感じている。
だけど勤続年数が上がるほど、企業規模がある程、仕方ない事も理解していました。
あるいはこの本音を隠して入社し、「仕事は頑張る、でも出世はしたくない、昇給も要らないから同じ仕事だけをさせてください」と言う。そして適当に仕事をこなし『出来ないやつ』と思われればよかったのかもしれません。でもそれは、他人の目が気になる私には無理な事でした。
突き詰めると、私の本音を叶えるのであれば、独立したら?と言う話になります。でもそれは不安で出来ない…。
こんな心境をコーチに言ったところで、解決策などない、幻滅されるだろうと思っていました。何より企業転職・社員雇用が一番合っていると信じて疑わない私は、この感情は捨てるべきだと思い周囲に適応し続けたのです。
自分でも何言ってるんだろうと思う…
コーチには言った方が良かったと思うけど
今思うと「言っても意味がない」と決めて黙る事は、コーチングにおいてはご法度だと思います。意味がないかどうかは相談して考える、何故なら
自分のありたい姿とは、本音の上に成り立つから
です。
ただ何年も仮面をつけ本音を隠し続けていたゆきみちが、Sさんにこのことを言うのは思うよりずっと難しかったと思います。
続く