損するギバーがなくすもの【174】

自愛をする理由

ここ数話、自愛について描いてきました。私が自愛を始めた理由は、自分が自分をボロボロにしていると気づいたから(145話)なのですが、それとは別に

自分に起きている問題は、全て「あるもの」で繋がっている。
私はそれと向き合わなくてはいけない

と言うことがわかり始めていたからでした。

他人の目

私は自身の抱える問題を、コーチングがうまくいかず発狂した時(125話)改めて実感しました。

完璧主義・白黒思考・他人に不要と思われたくない・嫌われたくない(思考の癖)。ずっとこれらを一つ一つ別の問題であると捉えていました。

しかし全て一つの根っこで繋がっていることに気づいたのです。

それが

他人の目

でした。

完璧主義
母親に愛されたくて真似
白黒思考
母親に愛されたくて真似
思考の癖
他人に不要と思われたくない
※母親との関わり方=他人とのコミュニケーションへと発展する為(82話)、完璧主義も白黒思考も人を意識してやっていると言える。

コーチング中に発狂した理由も、元を辿ればSさんの期待に応えたい、でした。

これらを考えた時「他人の目」…つまり思考の癖は、想像の何倍も根深く、私の人生の主権を握ってしまっていると言う事を自覚したのです。特に職場においてA面(母親コピー)が主流になりすぎていた私は、己の思考習慣になんとも言えない恐怖を感じていました。

私は自分を見ず、他人ばかりを見て何年も働いているのです。

ゆきみち
ゆきみち

このままじゃヤバイ…と本能的に思って自愛を始めてた。ほとんど無意識だったと思う。

だんな
だんな

やべーね

人間は木のようなもの

この仕組みが腹に落ちてから、人間は「木」と同じようなものなのだな、と思うようになりました。
83話で書いたのですが、人間の性格は幼少期の環境や情報がベースとなり出来上がります。

そこからさらにスクスクと育ち、大人になるにつれ枝葉を伸ばすと考えてみます。

枝は恋愛の枝、仕事の枝、健康の枝、人間関係の枝…など無限に伸びます。しかしある時、問題が起きます。仕事が続かない、人間関係がうまくいかない、恋愛がうまくいかない…これを枝葉が枯れると例えます。

自分の悪いところはある程度自覚できます。これは例えるなら葉や枝が枯れているのはわかると言う事です。

だけど

何故」その葉が生えてくるのかはわからない

この「何故」が「自分の根」に繋がります。「何故」の答えは、の書籍を読んでも、ネットを調べても載っていません自分自身の習慣や過去を追う他ないのです。

例えば職場を変えることは、枝を切り落すことになります。その一瞬はいいけれど、根が変わらなければ、場所を変えても似たような枝葉をつけてしまう可能性が高いです。(ゆきみちはこれでした)

あるいは、違う形で別の問題として葉をつけてしまったりする。「根」を知らなくては、どんなに対処療法をしても根本的には変わらないのです。

だからSさんは「何故」と言うスコップで質問を繰り返し、私には見えない「私の根っこ」を一緒に観に行ってくれたのです。

ゆきみち
ゆきみち

なんであんなに「何故何故」言われたのか分かったよ

Sさん
Sさん

過去とは今の自分に繋がる歴史です

コーチングで何をしていたのか、自分が自分に対し何をしていたのか…が自覚できると、転職に対して、ある疑問が浮かぶようになっていったのでした。

だんな
だんな

続く