損するギバーがなくすもの【135】

旦那と猫への対応中、ふと自分の損するギバーについて何か引っかかったゆきみち。それは以前勤めていたパートのおばちゃんの一言でした。

職場のおばちゃん

ゆきみちはこれまで務めたほとんどの職場で損するギバーをしていました。再三描いた通りですが、人の為に動くこと・頼まれごとに応える事を正しいと思っており、相手に迷惑をかけてはいけない!思考が強かったからです。
そうやって働くゆきみちを見てそのおばちゃんは

そんなに働いて体を壊しても会社は何もしてくれない、もっと割り切って仕事をしたら?

と言っていました。
このおばちゃん、周囲がどんなに忙しくても自分担当の仕事以外は受け付けない・残業も受け付けないを徹底していた人で(まあパートさんなのですが)基本的に言い方がキツい。残業が多い職場だった事もありある程度は許容する人が多い中、断固しない彼女は周囲の人に疎まれていました。しかし本人はどこふく風のパワフル〜な人でした。

ゆきみち
ゆきみち

彼女への耐性で自分の仮面傾向が強化された気もする…

だんな
だんな

付き合う人の影響はでかいよね

当時私はそのおばちゃんが苦手でした。
仕事や相手の要望より自分の事を常に優先し、それに対して誰かが意見すれば、高速で文句を言い返すからです。彼女の態度を見て

こういう人がいるから、迷惑を被るんだ

そう心の中で思っていました。
ですが、今回自分が旦那に対して言ったことが、そのおばちゃんが私に発した言葉と酷似している事に気づきました

ゆきみち
ゆきみち

あれれれ?

損するギバーを「誰に」する?

ゆきみちはSさんに

Sさん
Sさん

ゆきみちさんは損するギバーになっている

と指摘された時(42話)から考えていたことがありました。それは

私は誰に対して損するギバー(自己犠牲)行為をするのか?

と言う事です。職場でやっていた事は間違い無いのですが、81話でも書いた通り、自分が苦手と思う人にもやってしまうし、もちろん好きな人にもやってしまう。つまり好き嫌いではありませんでした。
自分より立場が上の人だけする!と言うのなら、出世狙いの損得勘定か?と言う気にもなるのですが、それも違いました。職場の誰にでもやっているのです。そう言うものなの?とも思いましたが、イマイチ答えが出ませんでした。

しかし対象を「猫」にうつした時にふと気づいたのです。

私は猫に対して損するギバー(自己犠牲)をしてないのではないか

損するギバーを「何故」しない?

今までは職場、つまり『人』に対する損するギバー行為にばかり目を向けていましたが、いやいや動物に置き換えてみたって別に良いのでは?と考えました。
実は紹介した書籍『GIVE &TAKE 「与える人」こそ成功する時代』にも

人は自分の役割(立場)や相手によって【ギバー・マッチャー・テイカー】が変わる

と言った内容が書いてあったからです。これはどういう意味かと言うと

例>Aさんは
・給与交渉をしている時、上司に対して→テイカー
・家庭の奥さんに対して→ギバー
・友人Cに対して→マッチャー

このように立場や相手によって変わる(変えている)と言う事です。
※3つのタイプの説明は42話をご覧ください。

この本はビジネス書ですので職場の人間関係による記述が多いですが、心理学者の研究の書籍。役割や相手で立場が変わるなら、そこに飼い猫を入れてみても良いのでは…?と思ったのです。

なんにせよやりたかった事は

自分が損するギバー(自己犠牲)をしない・・・対象を見つけする時との差をあぶり出す

と言う事です。するとゆきみちはある事に気付きます。

ゆきみち
ゆきみち

え?私見返り求めてるの…!?

※注意:この場合の「猫は何もしてくれない」は、機能的(家事をしてくれるとか、仕事をしてくれるとか)な意味で捉えてください。病気になった時に寄り添ってくれる!と言った情緒的なお話ではございません、よろしくお願いします。

家事をして欲しくて猫と一緒にいる人はいないと思いますが…

だんな
だんな

猫ちゃんは存在してるだけで100万馬力さ!

続く!