











会社からの評価
ゆきみちは一社目の会社で、それなりに評価されていた…期待されていた方ではないかと思います。同期の中でも数名だけ受けられる講習に参加したり、会社の上層部の人に直接声をかけてもらっていたからです。Sさんにその話をすると

「何故」そのような対応だったと思いますか?
出てきました!『何故』です。
新卒は、まず即戦力にはなりません。…と言うか多くの会社はそんな事を期待してはいないです。では会社の人が何を評価するのか?私は業務に取り組む姿勢だったのではないかと思っています。働くのは怖かった、でも怖いなりにがんばっていました。出来た時の達成感も嫌いじゃなかったし、仕事なんだからちゃんとしなくてはいけない!と思い、休み時間も黙々と仕事をしていました。
あくまでゆきみちの視点ですが、当時の上層部はこの私の姿を「仕事熱心だ」と感じていたのかもしれません。本人はただ恐怖と責任感でやっていただけなんですけどね。
Sさんの視点
『恐怖と責任感でやっていただけ』の過去をSさんは

非常に優れたマインド(思考)ですよ
と言って、名を付けてくれました。私にあるのは『自責思考』『主体性』『挑戦心』。前回に引き続き

格好いいーーー!
と思った訳ですが、そう思えたのはこれまで自分の過去や人格を詳細に追いかけてきたからです。前回のコメント欄でも書きましたが、過去をコーチと見つめてきたからこそ、信憑性が高く、受け入れやすい。これがコーチングを受けた上で行う、業務の棚卸しの圧倒的なパワーでした。
自分を表す言葉が薄くない、厚いのです。
自分の職の選び方
思考の癖を持ったA面が全面に出ていた一社目の仕事。ちゃんとしなきゃと無我夢中で頑張った結果、出来ることも増えていきました。が、同時に猛烈なストレスにまみれていきました。
評価はされていたけれど、全く幸せじゃありませんでした。
当時は朝から「今日はどんな暴飲暴食をしてやろうかな?」と食べ物のことで頭が一杯でした。誕生日でもないのにホールでケーキを買い、休みの日は朝から菓子パンを苦しくなるまでお腹に詰めてました。

なんか毎週食べ放題に行ってたよね…

無理なダイエットもしてて…ボロボロ
そんな状態で働いていたのに、なんとゆきみちは今回の転職(※27話)で、全く同じ職の面接を受けて最終まで行ってしまっていた事を思い出しました。
決してこの過去を忘れた訳ではないのですが、『昔よりはできることも増えたし大丈夫では?』などと甘く考えていたのです。何より焦っていましたしね…

コーチングを受けて、自分が一体何にストレスを感じていたのか、何が辛かったのか?が見えた時、私はあの企業は無理だったと気づけたのです。一人の転職活動だったら絶対気づけなかったでしょう。
※轍を踏む…過ちを繰り返す事
不採用連絡を受けた時は顎が痛くなるほど悲しんだ会社でしたが

不採用でよかった…
と心から思ったのでした。
続く