損するギバーがなくすもの【84】

仕事の棚卸しスタート

転職に向けいよいよ「これまでの業務の棚卸し」に入ります。転職活動を一回でもやった事のある人なら、これがいかに面倒であるかはお分かりいただけるかと思います。そしてゆきみちの受けたキャリアコーチングの真骨頂はここからでした。

これまでコーチと一緒に出してきた『人格』や『思考の癖』が生かされ、一人では絶対できなかった細かい棚卸しが行われていきます。

ゆきみちの経歴

ゆきみちのファーストキャリア(一社目)はデザイン会社ではありません。DTPについて詳細は27話で書いてありますが、主にデザイナーが作ったデータを印刷物に落とし込むためのチェックや処理を行う仕事でした。

こう聞くと、なんだデザインより簡単そうだと思う人もいるかもしれませんが、求められるスキルが全く違います
お客様がどんな状態でデータを作ってきても対応するため、多くのソフトや出力機の知識が求められました。またゆきみちの会社はそこそこの規模で、扱う案件数が多いのでスピードも必要。書店に並ぶような大型案件もたくさん扱っていましたので、金額的なプレッシャーもありました。

ついていかなきゃ!とがむしゃらに仕事をする新卒時代。働くのが、ミスをするのがとにかく怖かったのをよく覚えています。

例の思考の癖『人に不要と思われてはいけない』が爆発していたな、と今は思います。

ゆきみち
ゆきみち

周囲のみんなも働くのが怖い!と思っているのを我慢してるんだ〜って思ってたよ

だんな
だんな

俺は別に怖くなかったよ

業務をまとめたノート

そんなゆきみちは、日々会社で学んだ事を家でひたすらノートにまとめていました。口で説明され、一回対応しただけでは覚えられた気がしなくて、ミスしたくないという不安からやっていた事でした。コーチングでそのことを思い出し、Sさんに見せた所

Sさん
Sさん

そういうのがゆきみちさんの能力なんですよ

ゆきみち
ゆきみち

はい?

本人が無意識でやっている事を、『能力』として見つけ言語化してくれる

これがコーチングの凄いところ!自分では、ただ不安から書いていたノートを「私って自習力があるんだよね!」なんて思っていませんからね。
その精度はこれまでコーチングで丁寧に追った過去の行動・人格から打ち出されたもので、非常に信憑性の高いものとなります。

ゆきみち
ゆきみち

コーチングを受けると、能力のない人なんていないってわかる

Sさん
Sさん

良いところはたくさんあるんです

業務の棚卸しは進みます!

続く