損するギバーがなくすもの【41】

低年収はフォローできる

ずっと苦しんでいた低年収に対しSさんはこう言いました。
雇う側（企業側）が全く気にしないか？と言えば断言は出来ない。けれど

「低かった理由」「年収を上げるために努力していた事」などを説明すれば十分フォローできる

『年収は社会人の成績表＝低い私はダメな人』
こう思い込んでいたゆきみちにとってこの言葉は、地獄に垂らされたクモの糸でした。

完璧主義を自覚し出す

【完璧主義とは】
万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする人のこと 。定められた時間、限られた時間の内にて完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のこと（Wikipediaより）

自分は完璧主義なのか？多少の自覚はありましたが、正直「大したことないでしょ？」と思っていました。何より私は『完璧主義』に対して良いイメージを全く持っていません。（神経質でうるさい人…みたいな）

ですが、Sさんと話をしていくうちに『そうかもしれない』と思うようになっていました。気づいたのは『企業にたくさん応募が出来ない、疲れてしまう』という部分に触れた時です。

私は複数の企業に応募できない自分を、甘えているダメな奴と思っていましたが（※23話参照）
Sさんは

と言いました。「ダメ」ではなく「うまく働かない」。

確かに私はどの企業・どの応募にもちゃんと対応しないといけないと思っていました。その思い自体は相手を気遣う立派なものなのですが、どうにも足を引っ張っている。何より自分が気づけば直せるようなミスをして、不採用になるのは絶対嫌だ！と強く思っていました。

あ、これ完璧を目指してるじゃん、と。

これまでの状況を文字に書き出し、Sさんと話しただけなのに、『完璧主義』をスルリと受け入れられたのです。

ゆきみちは損するギバー

面談はどんどん進み、いよいよ例の『気がつくと他人に依存され、イライラして退職する自分をなんとかしたい』話に到達しました。（詳細39話）伝えはしましたが…正直どうしようもないだろうなと思っていました。

こんな事で悩むのは自分しかいないと思って生きてきましたので、口に出した事自体が初めてだっだのです。

しかしSさんは内容を読んだ後、こう言いました

続く