損するギバーがなくすもの〜追記〜
164話を持ちまして、損するギバー(自己犠牲)については一旦完結となります。ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!
ここから数話は、描ききれなかった自己犠牲に関する事を現在の目線からゆるっと描いていきたいと思います。
いくど〜
損するギバーは思考の癖で引き起こされる
色々な事を描いて薄れて(?)しまったので改めて…。自己犠牲行為の多くは、思考の癖によって引き起こされるものだと私は思っています。個々で強弱はあると思いますが、私やSさんのように病んだり、お別れ(退職)するまでいってしまう場合は、強力な癖を持っていると思って良いのではと思います。
43話、初面談の時にSさんが言ってくれた言葉を再掲します。
コーチングを受ける前、言ってる事はわかるけど、依存してくる相手も悪いでしょ?というのが私の本心でした。
しかしコーチングを受けた現在、損するギバーの行為を良し悪しで分けるのは無理だと思うようになりました。理由は
- 思考の癖の原因を特定できないから(癖を望んでつける人などいないから)
- 思考の癖を手放すのは容易ではないから
と言うことが、身にしみてわかったからです。
簡単に割れないんだよ!無理に割ろうとすると自分を傷つけるんだよ!
含めて自分であると受け入れるしか無いのだ…
私の場合は両親(特に父親)との関係を描きましたが、これ「だけ」が原因では無く、時代背景もあります。また素直な人であるほど、周囲に言われた事を取り入れ守る傾向があると思います。(癖になりやすいと言う意味です)幼少期であれば尚更で、不可抗力な部分があります。
だから自分を不用意に責める必要はない。とは言え、自分に内在する要素が引き起こしているのも確かなので(162話)大人になった今、仕事を頼んでくる相手が悪い!とも言えない。
諸々を考え「割り切るのは無理だ」と意識はふわっとしたもので落ち着いています。
…とは言え
人間だから「簡単でしょ?」って感じで仕事をゴリゴリ頼まれたら
ゴルあああああああああああ!
って考えるのが性です。こちとら聖人君子じゃないのでね…。
「他人は悪くない」「他人は変えられない」と頭ではわかるけどやっぱり他人に怒りを感じてしまう。
次回はこの問題について、Sさんから教えてもらった理論を一つ紹介します。
変えられないんですけどね…変えようとしてしまうんですよね
人間だもの
ねずを
続く