※今回はおまけ漫画があります。下からGO!
「損するギバーはア●パンマンと同じ」
一体どういう意味だったのか?ゆきみちなりの考察です。
自己犠牲の先にあるもの
怒り疲れる理由
これは136話で書いた内容と同じです。意識的であれ無意識であれ、怒るのは相手に見返り(期待)を求めているから。疲れるのは自分の思うように返ってこないから。
心理学で【怒りは第二感情】という言葉があります。人間は怒りが生まれるとつい「●●が私を怒らせた」と思いがちですが、怒りの前には大抵別の感情が挟まれています。
例)
部下が、お得意先の名前を書き間違えた
→あり得ない!と怒る
これは
部下が、お得意先の名前を書き間違えた
→こんなミスはしないよね?という期待(第一感情)
〜裏切られる〜
→あり得ない!と怒る(第二感情)
第一感情は悲しみや恐怖など様々ですが、怒りは大抵の場合、自分の期待が裏切られた時に起こりやすいと思います。またこの期待は、思考の癖を含むこれまでの自分の習慣が元になる場合がほとんどだと思います。
「私が気を使っているのだから、あなたも気を使って欲しい」
自分と同じように返して欲しい※と思ってしまうのです。(※これまでも紹介した投影の法則です)
損するギバーは自身のお察し能力の高さから、期待のハードルが高くなっている場合が多いと思います。
お察し能力高い=気遣いが多い=相手への期待が上がりやすい
減った顔は見えない・返せない
相手の為に自分の顔(時間や労力や気持ち)を渡したとしても、目に見えないものを正確に測ることはできません。相手には見えないのですから、自分と同じようにはまず返ってきません。
しかし自分の顔は確実に減ります。すると…いつのまにか返してくれない事が恨みとなり、依存へと発展してしまう。ジャ●おじさんの役割を相手に求めるようになるのです。損するギバーと依存の関係については42話でSさんも出していました。
損するギバーの行為は、相手にも自己犠牲を促すようになるという意味もあるのですが、この「依存」については先の話でもまた出るので、後日深掘りしたいと思います。
自己犠牲は幸せになれない
Sさんの元カレがここまで細かく考えていたかわかりませんが(笑)少なくとも最終的に依存関係になる、幸せになれないということはわかっていたと思います。
「誤解されると思うけど」というのは、元カレの主張は「非常に自己中」にも聞こえるからです。
彼は協調性が無いとも言えますが、自分という人間に対して世界一優しい人であり
自分で自分のご機嫌を取れる人
とも言える。彼の考えは『良い』『悪い』という二極で考えるものではなく
自分を優先できない損するギバーに欠けている要素
だと私は思っています。
〜余談〜:Sさん曰く
元カレはとても極端で、全く譲歩できない人だったと思う
とのことですし、私も聞いていて
行き過ぎたら結構冷たい人かもな
と思ったので、この人と一緒にいて幸せなのか…?はまた別の話です笑。(内容は伏せますが、なかなか不義理で失礼な事を平気でする人だったみたいです。)
今回はおまけがあるよ!