損するギバーがなくすもの【114】

求人選定

ネガティブな感情をポジティブな言葉や自分への叱咤でなんとか抑え、求人を集めたゆきみち。

Sさんと求人の中身を確認し、応募するか・しないか(保留にするか)を振り分けていきました。なお振り分けの仕方は、これまでのコーチングで出してきた

・自分の希望する労働条件(年収や、残業時間の上限や、評価のされ方…他)
・転職軸

こう言った内容を基準に振り分けます。なお転職軸とは

転職で叶えたい事・転職の目的。

のことです。ゆきみちの場合はざっくり言うと、自分のディレクターとしての市場価値を上げ、生活を豊かにしていくこと、でした。
この漫画では割愛しておりますが、コーチングをしながらこの軸も出していました。

ゆきみち
ゆきみち

一人だとよくわからない求人内容も、Sさんはすごくわかりやすく解析してくれました!

Sさん
Sさん

どんとこーい!

ディレクター職が少ない

当時はコロナ真っ最中。日本全土の経済活動が停滞した時期でした。
ゆきみちはこれまでの経験を生かした、いわゆる『モノ(有形物)のディレクター職』を求めて求人を探していたのですが…そもそもモノが全然売れていない。よってそういった求人は少ないです、とエージェントに言われていました。

ゆきみち
ゆきみち

があああああ!

今思えば、確かに少なくなってはいたと思います。ただ、ゼロではなかったです。
ですが当時のゆきみちは

・元々自分がディレクターとして肩書きを持っていたわけではない事
・デザイナーのようなディレクターのような、中途半端な経歴だった事

これがずっと気になっていたため

ただでさえ少ない求人の中、私が受かるのは無理なのでは?

と悶々と思っていました。
今思えば、色々な事を頭の中で結び付けては、自分をネガティブに陥れ応募するのを拒んでいたような気もします…

だんな
だんな

厳しいこと言うけど、コロナ「だから」転職ができないわけじゃないと思う…なあ

ゆきみち
ゆきみち

ネズミは転職成功させたもんね…(11話)

良い求人があるのに

一緒に選定していく中で、Sさんから

Sさん
Sさん

Hさんの紹介してくれる求人の質が明らかに良い!

と言われました。Hさんは、108話に出てきた制作求人に特化したエージェントさんです。

Hさんの紹介してくれる求人は、いわゆる大手企業や、CMやネット界隈で一度は名前を聞いたことのあるような有名企業が複数ありました。
労働条件(年収や年休など)も良く、ゆきみちの希望条件が叶うどころか、何倍も上の求人ばかり。

ところが、ゆきみちはその良求人を前に、不穏な動きをしだします‥


続く