損するギバーがなくすもの【77】

真逆の人格AとB

B面まとめの続きです。
Sさんに指摘されたのは、ゆきみちにはまるで別人のような全く真逆のタイプの人格が、それぞれかなりのパワー(?)で存在しているという事でした。
人間には二面性がありますし、本音と建前(お客さんの前ではペラペラ喋るのに、社内では無口みたいな…)を使い分けるみたいな人は大勢います。
ただ私の場合はその二面の個性がかなり強く極端、出てくる場面そのものがわかりやすく分かれているという事でした。別人格がそれぞれのシーンで動いている感じでしょうか?

ゆきみち
ゆきみち

Sさんの体感で20人に1人くらいらしいです…少数派!

だんな
だんな

シーン

幸せを感じる人格

ゆきみちは「極端な行動に出る自分がいる」のを自覚していました。例えるなら今までずっと北海道に住んでたのに、次の日にいきなり沖縄に移住する感じです。「もういいか〜」と見切りが発動すると、ロケットのように飛び出す。※75話の面接がまさにそれですね。

この時は感情に任せてがむしゃらに走っているのではなく、神経は最高に研ぎ澄まされており、その時の行動を一切後悔しません。これでいい、正解だ!と思えるのです。

ただこれはあくまで結果論で、後からその時の行動を見つめると「極端だな…」と思ったりもするので、B面は「たまに出ちゃう気まぐれ」だと思っていました。皆そんなもんだろうと思ってましたし。

ところが、Sさんと過去を丁寧に振り返ると…自分が楽しい、幸せだと思った思い出には、全てこのB面が顔を出していました。天真爛漫で明るく、無邪気。そして周囲には本音で話せる仲間がいる。小学校・中学校・大学時代が主にそれでした。

逆にA面がよく出てくるシーンはネガティブだったり悲しい思い出とセットで、AとBがパッキリ分かれているのです。

これには大変驚きました。何故なら普段(特に仕事)ではA面の方が圧倒的に顔を出しており、それが本来の自分だと思っていたからです。仕事だってそれなりに楽しかったし、なんならそれで10年以上働いている訳ですから。

Sさん
Sさん

ゆきみちさんはかなりわかりやすいですよ

ゆきみち
ゆきみち

自分の事超ミステリアスだと思ってたのに〜!

だんな
だんな

…え?

B面が出なくなる

そんな幸せを感じる天真爛漫人格B面なのですが、大学生活中盤〜新卒入社にかけて、顔を出さなくなっていきました。面接や他の場面で突然現れはするのですが、過去を振り返ると…楽しい思い出とは一緒に出にくくなっているのです。

何故そうなってしまったのか?

Sさん
Sさん

比較かな…

続く