損するギバーがなくすもの【50】

人の性格について

という事で思考の癖探しが始まりました。まず入り口としてSさんから「人間の性格はどのように形成されるのか」についての説明がありました。

自分の性格は自分が所属したコミュニティに影響を受けやすい
特に幼少期は、家族からの影響が大きくなる

コミュニティというのは、一緒に生活したり、過ごしたりする共同体のこと。すごくざっくり言うと仲間の事で、幼少期はこれが家族に当たります。

48話でエジソンの話を書きましたが、エジソンは学校では「問題児・落ちこぼれ」と言われ、小学校を3か月で退学したと言われています。ですが彼は母親の教育と考え方に大きな影響を受け、発明王となりました。もし彼が、学校の先生の評価そのままに育ってしまったら…?
数々の功績はなかったかもしれません。

それだけ幼少期の吸収力というのは凄まじく、周囲の人間の影響を大きく受けるのです。

ゆきみち
ゆきみち

子供の吸収力の高さって、大人から見ると本当にびっくりするよね

だんな
だんな

みんな素直で一生懸命だしね

母親にそっくり

幼い頃は家族の影響を受けるわけですが、その中でも『多くの時間を過ごした人』の影響が大きくなります。影響の受け方として『その人に似る』もしくは『真逆になる』ことが多いそうです。

似るのは、生きていく上でお手本として真似ていくということ。
そして真逆になるというのは、その人と自分が合わない、だから反面教師としてこうはなりたくない!という思いから生まれます。

ゆきみちの場合は自分でも笑ってしまうくらい母親とそっくりでした。特に似ているところが

・真面目
・白黒思考
・見切り癖がある

なんとなく似てるとこあるかな〜親子だしな〜…なんて思っていたのですが、改めて書き出すとあれもこれも似ているので書いていて泣きそうになりました。

何故なら私は母のこの特徴があまり好きではないからです。

母と話していると、真面目すぎて融通が効かないなあ、なんでも白黒ですぐ判断するなあ、できそうにないことは挑戦しないし、やってもダメだとわかったらまるで捨てるように諦めてしまう……
もう少し広い視野で物事を考えられないのかーーー!と何度も思っていたのです。

ゆきみち
ゆきみち

どっこい自分にこの要素があるんだよ!初対面でKさんにも指摘されてるからね!

Sさん
Sさん

書き出すとはっきり見えるんですよね…

当然Sさんにも、お母様に似ていますね〜という指摘を受けました。へギャーー!

研究対象として自分を見る

これは今回のセッションの際に、Sさんがゆきみちに何度も言っていたことです。

自分ではない「誰か」が
こうだったらどう思うか?
どういう行動をとると思うか?
そういう目線で見る

これは本当に大事な事で、客観的に自分を見つめる練習なのです。
特に内面の事を書き出したり、誰かに打ち明けるのはなかなか難しい。だからこれは自分のことではない、知らない誰かの話だと考えるといい。

…とは言え実際やるのはとても難しいのですが(だって自分の話してるからね!)
この考え方は、ゆきみちの人生を大きく変えてくれるきっかけを作ってくれました。この漫画においてキーポイントでもあります。
いかに客観的に自分のことを分析できるか?これが自己改革には必要不可欠です。

ゆきみち
ゆきみち

ちなみに私は一人では絶対できなかったと断言できます!

だんな
だんな

自分を客観的に見るのはかなり難しいよ〜

自分の過去なんて大したことないから関係ないのでは?とヘラヘラしていたゆきみち。
しょっぱなから思い当たる指摘に脂汗が止まりませんでした。

さて次回はゆきみちの人生に大きな(?)影響を与えた家族のお話です。

続く