損するギバーがなくすもの【136】

おまけ

69話で紹介した心理カウンセラー根本裕幸先生の著書「人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本」にあった文を一部紹介させていただきます。「自立の依存」です。

自立の依存:他人から自立しようとするプロセスの中に隠れている依存心

  • お察し上手な人は、自分軸で動ける自立した人ばかりである
  • 始めは「相手の為に」と自分主軸で動けるが、相手が気づいてくれなかったり感謝してくれないと、お察しの高さから「相手にも受け取り、返して欲しい」と言う欲求が出てしまう
  • 喜んで欲しいという思いの裏にある「嫌われたくない」「揉めたくない」と言う気持ちが強くなる
  • お察し上手が苦しくなるのは、この自立の影に隠れた依存心の為である

※自分軸…自分がどうしたいか、どうありたいのかを基準に行動すること
※他人軸…自分の考えよりも他人の考えや意見を優先して行動すること


見返りを求めているなどと言うと、ちょっといやらしい感じに聞こえたかもしれません。
損するギバーの行為が、全部見返りありきだと言っているのではございません。むしろ親切心からやっている場合の方が多いと思います。

それが続けばなんら問題はない、しかし途中から疲れて苦しい、場合によっては相手を恨んでしまう。でもやめられない…私自身がそうでした。

私はこの変わってしまう途中経過に、人それぞれの「過去の恐怖」「他人への期待=見返り」が複雑に入り混じっているのではないか?と考えています。

ゆきみち
ゆきみち

続く!