損するギバーがなくすもの【128】

おまけ

暗い話題が続くので「大好きな洋食を前に喜ぶ旦那のイラスト」です。

旦那はハンバーグとかパスタとかカニクリームコロッケ（ソースはタルタル）などが好きで、ゆきみちは寿司とか海鮮丼とか焼肉とかステーキ（醤油ニンニク）とか、なんかこう…素材そのままのやつが好きで、外食の時にまあまあ意見が割れますよね。

ゆきみちに起きた変化

転職に関わることを一回全てリセットしたゆきみち。旦那には、自分ができそうなことは何をやってもいいけど

と言われました。
Sさんとの面談時は頭が真っ白な状態でしたが、何か大きく問題が起きるほど体調を壊した訳ではない！と自分では思っており（朝も起きれたし食事も取れたし掃除も出来たし）ま、なんだかんだすぐ復活できるかな？大丈夫でしょ！とぼんやり思っていました。

ところが徐々に、自分が思うより困ったことになっていることに気づきました。

これから先のこと（主に転職のこと）を考えると思考が止まってしまい、動悸がするようになってしまったのです。

思考・判断ができない

漫画で描いた内容はあくまで私のイメージで、実際頭の中に妖精が飛んている訳ではございません（笑）例えば自分が

転職サイトを見ないと

と思考したとします。その思考の中身には色々なものがあります。

・早く内定取りたいしな（焦り）
・お金も減ってるしな（不安）
・新しく良い求人が出てるかも？（希望）…など

ちなみに私はこの中身、転職においては特にネガティブなものが多く、「不安」や「焦り」から行動を起こしていました。※転職サイト見ないと、後々困るからやらないといけない〜！と言う感じです。

ところが当時、これが全くできなくなりました。考えようとすることはできます、でも妖精さんがカバン（思考）をキャッチしないと言うか、その後に続く判断ができない、だから行動もできない。
無理にしようとすると心臓がめちゃくちゃ早く鼓動して、息が苦しくなる。文章を読んで理解する事も難しくなってしまいました。（目には入るけど頭に入りにくい、みたいな）

また自分で驚いたのは、世の中の暗いニュースなどを一切見れなくなった事でした。私はこれまで、そういったニュースを興味本位も含め、至って普通〜に見ていました。それができない、辛いのです。（ちなみに現在はこの時の影響で、以前より見ないようになりました）

私はこの時

何かを考えたり判断する事には体力がいる

と言う事を初めて知りました。
何かを考え、それに沿って行動する事は当たり前にできることではない。またネガティブな情報を受け取り、自分の中で処理するのにもかなりの力を使っている。

なお旦那も過去に鬱を患ってからこの傾向が強くなったと言っていました。外部からもたらされるネガティブな情報は、頭では『自分には無関係』とわかっていても、想像している以上に心や体を蝕んでいるのかもしれません。

圧倒的恐怖

この状態に、大変焦り出したゆきみち。しかし困った、どうしよう！と考えるほど自分の心臓は早く動き、苦しくなる。まるで誰かが「やめろ！考えるな！」と言っているようでした。

こんな事初めてでした。具合が悪いとき（例えば風邪をひいた時）に感じる『出来なさ』とは全く別の感覚で、体は元気なのに思考ができない。体と頭がくっついていないような状態になってしまったのです。

とてもショックでした。

と同時に

これいつまで続くの？…ちゃんと前みたいに戻れるの？

と言う、得体の知れない恐怖に襲われたのです。


続く