STEP.5気づく
STEP.5「気が付く」です。このステップ…書き方に悩みました。A.コーチと一緒に思考の癖をみつける場合と、B.ご自身で癖を見つけようとする場合で異なるからです。
このブログの読者様はコーチングを受けていらっしゃらないという前提で、Bの方向けアクションの一例をご紹介したいと思います。
自分の記録を取る
ジャーナリング後、心を落ち着けたら下記を書き出してみてください。
①いつ/どこで/誰と
②何があったのか
③自分は何を思ったのか
④自分は何をしたのか
⑤結果どうなったのか
嫌だった事を書き出すのは辛いかもしれませんがそこはグッと堪えて…!これは80話で紹介した認知行動療法7コラム法の①〜③とほぼ同じ事をしています。
④〜⑦は省略してOKなので、この記録をなるべくたくさん取ってください。どのくらい細かく取るか?どの期間やるか?はお任せですが自分の自己犠牲のパターンが見えるまで続けるのが理想です。
パターン?
癖にはパターンがある
自己犠牲に関わらずですが、自分の癖には必ずパターンがあります。
- 癖が出やすい人(年齢・性別)
- 癖が出やすい環境
- 癖が出た時の自分の気持ち
- 癖が出た時の自分の行動
…他
なおゆきみちの場合はこうでした↓
- 癖が出やすい人→困っている人・強引な人(特に年上)
- 癖が出やすい環境→職場
- 癖が出た時の自分の気持ち→嫌だ、鬱陶しいと思う
- 癖が出た時自分のとる行動→嫌だけどやる(後から後悔)
自分の記録を取る事で、自分が癖を発動させてしまう共通条件に自分で気づく。これがとても大事になります
思考の癖とは思考の偏り
紙に書き出すことのメリットはたくさんあるのですが
自身の思考の歪み・偏りに気づく為
に行います。思考と行動はリンクします。思考=選択(行動)=結果。逆に言えば、もしどこにも偏りがなければこう↓はならないのです。
起きた事を感情に任せ、頭の中で処理するのは一旦ストップして『紙』に出す。目に見える形にして何度も経過を追ってみる。もし本当に周囲(環境)の問題だけなのであれば、自分の選択(行動)に偏りはないと思います。
なお誤解のないように書きますが、過剰な自責や反省・他責を行う為にするものではございません。私が悪いんだ!●●さん、環境が悪いんだ!…など。これら感情の爆発はSTEP.3のジャーナリングで気が済むまで行い、落ち着いてから書き出しをしてみてください。
例えるなら自分観察日記です。ご自身を研究対象のような目で見てくださいね。(なお慣れてくると、ジャーナリングの段階で共通性が見えるようになります)
続く