損するギバーがなくすもの【130】

ゆきみちの問題点

思うように頭が動かなくなり、ある意味「真っ白状態」に陥ったゆきみち。するとその頭に染み入るように『ある事』がスーッと理解できました。

ここからは、その時の様子を物語形式で描いていきます。

A面・B面再来

お話がちょっと遡るのですが、私はコーチング内で自分の人格をA・Bと出してもらっていました。特徴は下記です。

A面(母親コピー)】
◎強み
・真面目
・正義感が強い
・精錬潔白(ずるい事や嘘が嫌い)
・確動性が高い
×弱み
・融通が効かない
・人目を気にする
・本心を隠す
・完璧主義

B面】
◎強み
・天真爛漫
・開放的
・独立心が強い
・人目を気にしない
×弱み
・無秩序
・無計画
・暴走しがち
・やや独りよがり

私はコーチング期間中、ずっとジャーナリングをしていました。Sさんに見せなくても一人でやっていました。
これを繰り返すことにより、自然と自分の書いた文章の中で『これはA面が言ってる』『これはB面が言ってる』と分けて考えるようになっており

中でも、自分の中のネガティブな感情はほとんどA面が言っていると理解できるようになっていました。

113話「エンプティチェア」より

A面は私の中の母親コピー、そして損するギバーを発生させる「思考の癖」を持っています。とにかく彼女の声が大きい。もうびっくりするくらい大きい。
A面は人目を気にする完璧主義者。私に冒険をさせない・無理をさせない。私を守ろうとしているらしい(113話)のですが、いやいや転職でそんな事言ってる場合じゃないだろと思ってました。こちとら生活と明るい未来がかかっとるんじゃ〜い!と。

だから転職がうまくいかない間、ずっとこう思っていたのです。

なんでB面が出てこないんだろう?出てきてよ!

私には自由気ままで、面接官にはっきりと言っても物怖じしない人格がいるはず。
なんで彼女は出てこないの?こんなに苦しいのに、なんでA面ばっかりでてくるんだよ、昔みたいに出てきてよ!おかしいじゃん!A面あっちいけ!と。その答えが漫画の通りです。

内面からの声

B面は私に言いました。

B面
B面

ゆきみちは私(B面)が頑張っても
「そんなこともできない他人がおかしい」

「褒めながら他の仕事を頼もうとしていない?やめて」
「私はもう若くないよ」


こんなことばっかり言ってる。頑張りがいがない。
だから君には協力しない。

B面
B面

君はどうやらA面の声がよく聞こえるようだから、A面に協力してもらえば?

A面は私に言いました。

A面
A面

ゆきみちは、私(A面)が嫌いでしょ?
コーチングを受けてから真面目で完璧主義な私と、思考の癖をずいぶん嫌がっているね。
でもその癖のおかげで今まで人と大きくトラブルを起こさなかったんじゃないの?虫が良すぎない?全部聞こえているよ
だから君には協力しない。

ゆきみち
ゆきみち

でええええええええええええ

二人から共通して言われたことは「協力しないよ」でした。

こんなに困ってるのになんで協力してくれないの?このままいったら無職だよ、大変なことになっちゃうんだよ!?すると二人からこう伝えられます。

だってゆきみち、私たちのこと嫌いでしょ

続く