良い条件を喜ばない
Hさんの紹介してくれる求人は、良い条件の求人ばかりでした。しかし同時に、求められる経験やスキルも高いように見えました。
Sさんはその求人を前にテンション高く
ちょっと背伸びした求人もありますけど、応募しましょ〜!
と言ってきました。それを聞いた当時のゆきみちの正直な感想は
落ちるとわかっている求人に、何故応募するの?
でした。
お前は一体何のためにキャリアコーチングを受けてんだって言われそうですけど(本当な!)これが正直な感想だったのです。
Sさんのいう「良い求人」と言うのは
・労働条件がいい(給与が高い、残業が少ない、福利厚生が充実など)
・業務内容的に、良い経験値がつきそう(ステップアップ)
・有名企業(企業規模が大きい、取引先が多い・有名など)
こう言った求人なのですが、ゆきみちはこれを紹介されても嬉しい!やった!と言う感情は一切湧きませんでした。むしろ怖い・何故紹介したの?(冗談はやめて〜)と感じてしまう。
なので、一般的に転職者は喜ぶと言う、Sさんの高級バッグの話を聞いたときは、いまいち理解ができませんでした。
いや言ってることはわかる、でも求人をそう言う風には思えない…
チーン
Sさんとゆきみちの違い
Sさんとの求人選定はどんどん進んだのですが、Sさんとゆきみちの求人の捉え方が明らかに違うと言うことに気づき出しました。
Sさんは、ゆきみちが『嫌だなー』と思った求人を良い求人だと言う。逆にゆきみちが『ここならできそうだ』と思った求人には難色を示す。決して「受けるな」とは言わないのですが、保留でいいのでは?あるいは後回しでいいと思う、と言うのです。
そして、最後の求人選定が終わった頃…Sさんがこんな一言を発します。
ゆきみちさんの傾向がわかりました。今後は応募を躊躇する求人を私に見せてもらえますか?
ええええええ!!!!!
衝撃の一言…!ゆきみちの運命やいかに!
続く