悪者探し
自分の事を知り、考えるほどにこれまで関係がないと思っていた色々なことが気になるようになったゆきみち。取り憑かれたように調べ続けると、いつの間にか家族の誰が悪かったのか・自分の何が悪かったのか、と悪者探しをし出していました。
その様子を見ていた旦那から
あんまり原因にこだわらない方がいいよ
とチクリと言われました。
え、なんでわかったの?と思ったのですが(笑)36話で少し触れましたが、何を隠そう彼はカウンセリングもコーチングも経験者です。故に私がこの沼にはまっていることが手にとるようにわかった…もう少し噛み砕いていうと、彼もこの原因追及経験者ということです(笑)
みんな一回はやるんだな
人間だもの
コーチングをする意味
彼は言いました。
原因追及の先には何もない
コーチング(カウンセリング)で現れた『原因』というのは、あくまで仮定です。高確率で幼い頃の環境が影響していることが多いと思いますが、家族が全ての元凶であるとは言い切れず、メディアやその時代の流行、情報など様々な要素が絡み合って出来上がっていると思います。
何より原因を証明できたところで、残念ながら私の思考癖は消えません。
例えば今、母が「お父さんはダメな人じゃなかったよ」「昔は言いすぎた」と私に言ってきたとします。気持ちは少し軽くなるかもしれませんが、癖は出ると思います。
大事なのは原因探しではなく
①自分には癖ができてしまっていると知ること
②それを受け入れる(納得する)こと
③前に進むこと
この3ステップです。ちなみにこれは45話思考の癖の回でSさんが私に伝えた
これと全く同じ事です。
コーチングやカウンセリングは自分を知り、良い方向に進めるために行うものであり、不安に陥れたりカテゴライズするためのものではありません。
…と、今の私は受け入れていますが、当時は心がついていきませんでした。そもそもコーチングの効果というのは時間のかかるもので、さっと馴染んだりしません。
すぐに受け入れられなくて当たり前なのですが、私はとにかくせっかちで、なんでもすぐ効果を感じたい!直したい!が強かったので、焦っていたと思います。
わかっているんだけど気になるんだよねええ
まあ焦るなよ
ただ自分の事をいつまでもいつまでも考えていた事で得たものもありまして…
次回は、しつこくネチネチしたゆきみちが出会った、損するギバー脱却に一役買ってくれた本を1冊紹介します。
続く