損するギバー脱出編【10】

誰かを頼るという選択

罪悪感や恐怖心、あるいは以前のゆきみちのように周囲への怒りが強くどうしようもない場合、プロを頼るというのを検討してみても良いかもしれません。

なおこれは

コーチング(orカウンセリング)を受ければ、絶対大丈夫!

というものではありません。(可能性は高まると思いますが)コーチングにせよカウンセリングにせよ、複雑に要因が絡んで結果が変化しますし、お互いの信頼関係が必須だと思うからです。

それでもゆきみちには必要だったと断言できるのは

ゆきみち
ゆきみち

一人じゃできなかった…

と思うからです。

私はコーチングで

自分という人間の扱い方を習った

と思っています。

自分の扱いを知る

「自分の扱い方を習う」…例えが難しいのですが、旦那は

だんな
だんな

難関大学に合格するのに

1.参考書だけで突破できる人
2.予備校や塾に行く人

がいる。1.はかなり難しく一部の人しかできない。コーチングを受けるって2.なんだけど、何故か自分の事は1.でできると思ってしまうのよね…

と言っていてその通りと思いました。(この場合の難関大学合格というのは、自分に起きる問題をクリアすることです)

私は自分の事は自分が一番わかっていると思っていましたし、誰かに習うものではないと思っていた…というか、そんな発想自体持っていませんでした。

また

だんな
だんな

道を知っていることと、実際に歩くことはちがう(BYマトリックス:モーフィアス)

ものであり、知識を得る事は「道を知ること」、それを元に行動にうつす事は「実際歩くこと」です。歩く方が圧倒的に怖いので避けてしまいます。

だんな
だんな

自分の過去を見つめたり、変えるのは嫌なものよ…

ゆきみち
ゆきみち

だよねえ

そこをプロと一緒に歩く。今まで「これしかない」と思っていた選択が

Sさん
Sさん

他にもあります!

と言われ、少しずつ受け入れると…心が喜びました。

47話より

すると

ゆきみち
ゆきみち

これもありかも

と心に余裕ができ、別の選択を見るようになりました。

ゆきみちは自身を暴走させてしまうのが強い自責だったのですが、コーチングで得た

それが『何故』起きるのか?

に対するアンサー

幼い頃の癖だから自分を責めなくていい

私が本当に欲しいものは何だっけ?

を、何度もなぞり確認する事が強いブレーキとなり(STEP.7)「自己対話」という新たな選択(STEP.8)に切り替える事ができるようになったのです。

これは心の変化なので伝えにくいのですが、どの書籍を読んでも、誰の体験談を読んでも私は得られませんでした。コーチを通して

自分と対話を繰り返した結果、得られたもの

と思っています。例えるならば番外3で紹介した「ソリの跡」を新しくつけることに成功したのです。

番外編3 新雪の丘より

これが私は一人ではできなかった…という部分です。(なお新しい跡は薄いので、何度もなぞる必要がある=繰り返しやる必要があります)

ゆきみち
ゆきみち

時間はかかるけど、新しいソリの跡はつけられます

Sさん
Sさん

自己対話は大事です

だんな
だんな

繰り返すのだ

続く