グラフィックからプロダクトへ
ゆきみちの3社目の会社はプロダクト(主に雑貨)を扱う会社でした。今度は制作会社ではなくインハウスデザイナー。
制作会社とインハウスの違いはざっくり漫画の通りですが、基本的に求められる能力が異なります。(あくまでゆきみちが経験した感覚にはなりますが)
制作会社はスピードと、何を頼まれても打ち返せるデザインの幅とスキル。
インハウスデザイナーは自社の色・特徴を掴んだデザインをする必要があります。かつ、デザインで売り上げを取るというよりは、『自社の商品やサービスが売れる事』で売り上げを取る場合が多いので、デザイン以外の作業が増えやすいのが特徴かな?と思います。(あくまで傾向です)
どっちが良いとかそういうものじゃなくて、伸びる力が変わります
増えていくデザイン以外の業務
私は『他人に不要と思われてはいけない』という思考の癖を持っています。加えて2社目でさらに強化されたこの癖は、デザイン以外の仕事も頼まれたら一生懸命やりだすという形でどんどん加速していきました。
三社目も決して大きい会社ではなく、一人一人の作業内容が多くなりがちなので、環境も関係あったかもしれません。ディレクションもさておきながら、明らかにデザインとは関係のない作業も幅広〜く行うようになっていきました。
結果的に私はデザイナーという肩書を持ちながらなんでもやる、非常に妙な経歴になっており
これが自力の転職の際に言われた
ここに繋がってしまっているのです。そして私はこの経歴をとてもコンプレックスに感じていました。やれることが多いというのは、聞こえがいいかもしれませんが、結局何者なのかわからないイメージを持たせますし、スペシャリストほどのデザイン力はないからです。
私はなんでも屋になりたかったんじゃないはずなのに、仕事を一生懸命やってただけなのに、何故こうなってしまったんだ‥(思考の癖のせいなのですが)
世間のデザイナー募集は大体スペシャリストなんだよー
まあそういう人が多いからね
Sさんの見解
ゆきみちのコンプレックスをSさんに伝えたところ彼女は
ゆきみちさんのやっていることは視野が広くないと絶対出来ない事です。素晴らしい能力ですよ!しっかり棚卸ししていきましょう!
と私を激励してくれました。
ほ…本当に?
という事で次回から、最後の会社の業務棚卸しに入ります。
続く