損するギバーがなくすもの【26】

あからさまに引かれた年収

この話描くのめっちゃしんどかった…！それだけ傷ついたと言うことなのでしょう（涙）

ゆきみちは書類や作品集では好印象を持たれることが多かったのですが（第21話参照）年収や働き方を言うと驚かれることが多かったです。これは当然、良い意味ではありません。

「なんでそんな安い金額で働くの？？」

と言う、異物を見る目です。仕事内容を褒められるほど、伝えた時引かれる。当時私はこれがとても嫌でした。仕事に対する年収イメージ（この人ならこのくらいもらっていそう…というもの）が、私の場合激しくずれているようなのです。

対して私は『募集内容の作業はできるし、周囲に貢献してきた。前職の給与が低いから「成績が悪い」と判断するなんて、相手の方がおかしい』と本気で思っていました。

ちなみに現在は、なぜこのエージェントがこういう態度を取ったのか、わかります。

労働への正当な対価とは、何？

当時の私は『安い金額で希望のスキル使えるならいいじゃない、企業側は得でしょ？』と言う感覚でいました。なんというか…自らカモネギになるスタイルです。何より、『どのくらい働いたらもらう金額に似合うのか？』が自分にはわからないので、とにかく与えられた仕事をどんどんやってました。（第2話参照）

一応補足すると、もらっている金額が低い事は自覚しています。でも、仕事ではちゃんと貢献できていると思っていたし、周囲に「是非あなたに！」と頼られ、感謝される事もあった。それが嬉しかったから…ありがとうって言われれば、金額が低くてもいいでしょ、と思っていました。

そして感謝は富を増やすと言うし、そういう本もいっぱい出てる。これでいいんじゃない？いつかドカンと収入が増えたりするんじゃない？？とか思ってました。（ちなみに増えてません★）

でも、年収の低さをエージェントに指摘されて傷つくということは…やはりどこか心に引っかかるものがあったのだと思います。