損するギバーがなくすもの【25】

エージェント面談スタート

トラウマエージェント面談スタートです。ちなみに世の転職エージェントの名誉の為に言っておきますが、この人が酷かっただけで、基本的にはみなさんちゃんとされていました。服装は別に私服でも、ぶっちゃけ髭でも全然良いんですが、この方清潔感が全く感じられなかったんですよ。コロナ中のWEB面接だったから家だったのかもしれませんし、私が堅いのかもしれません。それでもビジネスの場と考えていた私は流石に唸ってしまいました。
ちなみに面談前に確認したサイトでは、若い頃のスーツ姿の写真でした、うおぉーい！

あなたは何が得意なんですか

お話の都合上この25話で出しましたが、この質問はほぼ100%、どの面接官にも聞かれた質問でした。ちなみにゆきみちが答えにくい質問ナンバーワンです。第2話、第21話で触れているのですが、私は基本仕事を断りません。関わった範囲は広く、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、WEB関連、そして事務作業などなど。通常、デザイナーがしない（する必要もない）であろう業務まで全力で対応し続けていました。

結果、私の経歴書はどうなったか。

「確かにすごいけれど、なんでこんなに色々してるの？」

そう思われるものになってしまったのです。なんでもやると言うことは「何が得意なの？何が好きなの？＝あなたはどう言う人間なの？」を見えにくくします。掴みどころのない不思議な人に見えるのでしょう。それに対しての私の心の中の答えはいつも決まっていました。

「仕事だからやった、その結果ですよ…？」

私はデザインが好きです。だけど、他にも必要な仕事を求められたら基本的にやるようにしてました。だってそれが仕事だから。働いて、貢献してお給与もらうんだから。その結果が多岐に渡っただけなのに、何が得意なのって、なんで皆聞くの？
この質問は言葉に詰まり、どう答えたら正解なのかわからず、答えるのにとても苦労していました。

お話は続きます