損するギバーがなくすもの【151】

【Sの章について】
ご本人の漫画掲載許可はいただいています。説明欄↓はゆきみちの勝手な感想が含まれていますので、ゆる〜い目で読んでください

Sさんの過去

損するギバーは自尊心が低く自分を大事にできない。しかしSさんはそうは見えない。これに対する答えは

Sさん
Sさん

自尊心も自己肯定感も高い方だった

自分の明るい未来やワクワクすることもすぐ思いつくタイプだそうです。やっぱりな〜!だって話しててもそんな感じするもんね!と思ったのですが、Sさん曰く

Sさん
Sさん

アホほど高かった

ゆきみち
ゆきみち

ア…アホ?

Sさんの過去が徐々に明らかになっていきます。

ポジティブ・モンスター

Sさんは4人兄姉の末っ子。とても優しいご家族に囲まれて過ごしたそうです。こう聞くと彼女の自己肯定感の高さ、そして自信のある雰囲気はそこから来ているのかな、幼い頃の環境ってやっぱり大きいな!と思ってしまったのですが
どっこいそれが彼女にとっては新卒時、ある弊害になっていたそうです。それが

過剰なポジティブ思考

これを聞いたとき『あああー!』と思ったのですが、確かに私の新卒同期にも自信た〜っぷりで先輩や上司から疎まれている人がいました。でもこれ大抵本人は意識してない事の方が多いと思います。これまで描いてきたゆきみちの思考の癖と同じく、そう言うものだと思って生きてしまっているだけで

またSさんの入った業界が飲食業界だったと言うのにも大変驚きました。彼女は今とは全く違う接客業に従事し、料理に合うお酒をオススメしたりしていたそうです。

ゆきみち
ゆきみち

全然違う!

落ちていく自尊心・自己肯定感

自己肯定感も自尊心もたっぷりの当時のSさん。いつもニコニコピカピカで、明るく元気。こう聞くと良く聞こえますが

Sさん
Sさん

私は礼儀がなかった

と言っていました。
またSさんはその職場で初めての新卒採用だったそうで、職場の方に

相当叩かれたそうです

明るく活発でなんでもできる!と前向きな雰囲気だけど、まだ社会に出たばかりで経験も浅いSさん。対して相手は長年礼儀を重んじ、上下関係の中で技を磨きながら生きている寡黙な職人。
私は自分自身が技術職だったこともあり、Sさんが職人たちにどう思われていたか…なんとなくわかります。

ほぼ真逆と言っていい生き方をしていた彼女を受け入れるのは、難しかったのではないかと思います。

ゆきみち
ゆきみち

うあああーーーー

Sさんは叩かれてもめげずに職場に適応。しかし怒られる度自己肯定感・自尊心・自己有用感、全てがどんどん落ちていき

Sさん
Sさん

自分は大した事がない人間なんじゃないか

そう考え、明るい未来を描きにくくなっていったそうです。

続く