損するギバーがなくすもの 番外編【5】

自己肯定感との向き合い方

前回に引き続き自己肯定感・自尊心についての漫画です。自己肯定感をお釜と言う「固いもの」を例に漫画を描きましたが

・お釜の厚さは変えられる
・穴も埋められる

と言うことを先に補足しておきたいと思います。

自分のお釜のベースは小さい頃にある程度出来上がります。

だけど

自分を知り、自分に合った環境を整え自分を大事にしていけば、お釜の穴は開きにくくなるし、ぶ厚くはならなくても強固にはなりうると思っています。

1.釜の厚さと穴を客観的に自覚する

当たり前と言えば当たり前ですが…穴を見ずに埋めることはできません。
私自身、自信がもてないと自覚はしていても『何故持てないのか』を理解できませんでした。知ることが一番近道です。

ただしその為には自分自身（過去含め）と向き合う必要があります。決して簡単な事ではないので理想はプロを挟む事。ゆきみちはコーチングを通して結果的に知れた、という棚ぼたスタイルでした。

2.自分を責めない

少なくとも私のようなタイプの人間にとって、自責は自己肯定感を下げてしまう行為だと思っています。私は自分を甘やかすとダメになる、歯を食いしばって頑張る事が成長につながると信じていました。が、今はそう思いません。自分のお釜が穴だらけになったからです。

なお余談ですが、なんでも人のせいにする過剰な他責も自己肯定感が落ちるようです。そのままの自分を認められないという意味では、どちらも同じベクトルかな？と思います。（バランスを取るために、自責癖のある人は他人のせいにする事も必要だ…と思います）

3.お釜を一方的に攻撃してくる人とは離れる

悲しいかなこれをしてくる人は世の中にいます。「相手のことを思って」と声高に言う人がいますが、多くは「自分の為」だと思います。

149話で鏡の法則というのを紹介しましたが、人は自分の中にあるものを相手にも求めます。（例：完璧主義者は相手にも完璧を求めてしまう）一方的に正しさを主張し、責めてくる人とは離れることをオススメします。物理的に離れられない状況ならせめて会話の頻度を落とし、自分のお釜を守りましょう。

4.「そのままでいい」という人と過ごす

今の自分で十分だよ！と言ってくれる人と過ごす時間を増やすと、お釜は自然と厚くなると思います。
また、何より自分が自分に対して「そのままで素敵だ」と声をかけてあげることが重要です。（146話セルフコンパッション）

自分の声は最も自分に響く高性能スピーカー。365日昼夜問わずリピートできる反芻機能がついています。どんなに周囲に褒められても、自身の頭の中の「そんなことない」の連打で、他人の言葉は木っ端微塵に消し飛びます。

一日1回でもいいので、自分をさすりながら「素敵ね」と言って自分をなでなでしてあげる。ゆきみちはこれができるようになるのに時間がかかりましたが、今も継続しています。
それは最終章の方で描きたいと思います！