損するギバーがなくすもの【156】

自己肯定感は高い方がいい?

私は自分の自己肯定感が低い事に気付いていませんでした。(126話)そもそも自己肯定感を正しく理解していませんでした。しかしネット記事程度なら読んだことはあり、「日本人は低い人が多いから、高くしよう!」と言った文面がよく目に入ったような気がします。

当時は『よくわからないけど、低いことはよくない事』と言う漠然としたネガティブイメージを持っており、高い人は人生楽なんだろうなとぼんやり思っていました。

しかしSさんが爽やかな笑顔で

Sさん
Sさん

高すぎるが故にバキバキに折れ、苦しむ人もいる。

と言ったのを聞いたとき

ゆきみち
ゆきみち

高いことがいいわけじゃないんだな

と理解しました。これは一重に、高い人の苦しみを想像したことがなかったからです。何事もバランスが要るわけで…。

なお現在は「低いから高くしなきゃ!」と言う足算思考ではなく、「低い自分そのままでもOK」と言う意識に変わっています。これは高くする必要はないと言う意味ではなく、現状の自分をそのまま受け入れることが自己肯定感を上げる事につながると気付いたからです。(146話で書いた、自分を愛するセルフコンパッションともつながっていると思います。)

自己肯定感・自尊心についてはおまけで漫画を描こうと思ったのですが、とてもおまけでおさまるコマ数ではなかったので、別で描こうと思います。

※↓こちらです(全2話)

どこで気付いた?

Sさんの話の中で気になることがありました。Sさんはどこで自分が損するギバーだと気づいたのかと言うことです。

私は自分の状況を誰かに相談しても「嫌なら断れば?」としか言われず、心のモヤモヤをずっと抱えて苦しみました。もしコーチングを受けなければ一生気づけなかったのではないか…とすら思います。

Sさんは一体どこで気付き、改善への道を歩めたのだろう?と不思議だったのです。

「ちょっと思い出しますね…」と言うしばしの沈黙の後

Sさん
Sさん

思い出しました、すっごく嫌なこと思い出しました

ゆきみち
ゆきみち

?????

Sさんから出てきたのは152話で別れた『元カレ』の話でした。

だんな
だんな

続く