損するギバーがなくすもの【153】

困っている人に弱い

恋愛面で特に損するギバーをしてしまいがちだったSさん。しかし彼女は恋愛云々を抜いたとしても、困っている人がいるとつい気になってしまうタイプだったそうです。
仕事をしていても

Sさん
Sさん

ここ気にならない?ここは大丈夫?

と思ってあれこれして気を回してしまう。私は当時の彼女の働き方を見た訳ではないですが、現在も真面目でしっかり仕事をしてくれる人だな…と感じました。ご本人も

Sさん
Sさん

私も完璧主義で白黒思考が強いタイプです

という発言をされていたので、責任感強く頑張っておられたのではないか?と思います。

上司のため息

小さい会社だし、仕事だし…と苦手な労務の仕事もこなし犠牲的に働いていたSさん。けれど会社に評価されることはなく、恋愛もうまくいかない。体力的にもメンタル的にもボロボロになっていく中、仕事であるミスをしてしまいます。

今思えば大したことのない、本当に小さなミス。

しかし、その時優しかった上司がため息をついた…この瞬間彼女の中の何かが崩れたそうです。

Sさん
Sさん

ああダメなやつって思われた!と思いました

ゆきみち
ゆきみち

イギギギギギギギギギギギギ

気持ちがわかりすぎて心臓痛ェーーーーーー!
『ダメなやつと思われたくない!』と言うプライド的なものだったのかもしれませんが、私がずっと無意識にやっていた『相手に応えたい』という気持ちとも、どこか似ているような気がしました。この上司が嫌な上司だったら「うるさーい!」と反発心も出そうなものですからね(涙)
※先の話のややネタバレになりますが、Sさんはこの頃から適応障害の症状が少しずつ出始めており、文字が読みづらくなっていたとの事です。

色々な事が重なり限界を迎え、最終的に発狂してしまったSさん。
あれ?なんか聞いたことある展開だな119話)と思ったのですが笑。起こった事がどことなく私と似ていて

損するギバーって最後は発狂するものなんだなァ…

と謎の共感を得ていたのでした。

だんな
だんな

続く