小学校時代
ゆきみちは小学生の頃、授業中に積極的に意見を言う子でした。国語や道徳でよくある「自分の考えを言いましょう」みたいな質問が大好きで、学級委員長や生徒会も経験しました。
今考えると信じられません。
例えば今職場で意見を求められたら答えはします、でも積極的には言いません。何故なら発言したことで責任を取らされるのが嫌だし面倒だから。
これは逆に言うと、言ったことは適当に済ませてはいけないと思っていると言うことですね。
発言は撤回してもいいし、忘れる事もある。でもどこかでそれはダメだと思ってるんだよね…
なるほど
A面/B面
Sさんは
人間には大きく分けて2つの面がある
と言い、ゆきみちの人格をA面・B面とわけて話を進めてくれました。
A面=母親のコピー(思考の癖を持っている)
B面=別の人格
さてこのB面、「ちょっと目立ちたい」という気持ちがあったり人の前に出ることがそんなに苦痛ではなかったりするそうです。人前に出るのは嫌!恥ずかしい!と思いつつ、みんなにちやほやされたいな〜(ニヤリ)という自分がいるのです。
ゆきみちの場合は授業中の発言、そして得意なイラストを描く事でした。B面はかなり幼い頃から出ていました。改めて人間というのは、幼少期にある程度の人格が形成されるのだな、と実感しました。
習い事を辞めた話
という事でB面エピソードです。ゆきみちは小学生の頃、当時そろばんを習っていた姉を真似て習字を始めました。姉は勉強や部活を熱心にする人で(※52話)私もやってみようかな?と思ったのです。結果的に2年程続け、段位も取得しましたが
やめたい
と常に思っていました。自分でやりたいと思って始めたものですし、先生が嫌いだったわけでも人間関係で困ったわけでもないのに、苦痛で仕方なかったです。
この話を聞いたSさんが一言言いました。
随分面白い事をしてますね…?
え?
続く