メールによる不採用通知
ふおおおおおおぉぉぃ…
最終面接まで行った企業は、不採用となりました。転職はご縁だから仕方ない…と、この時はさすがに思えませんでした。
これまでエージェントや他の企業に驚かれたような、「ゆきみちの異物感」を与える場面がなかった。経歴は十分だと言われたし、将来的な話もされたし、気になっていた前職の年収も聞かれない。つまり大きなマイナス点はないのだから大丈夫でしょ?『これで落とされるのなら、年齢以外ない』くらいに思っていたからです。
実際のところ不採用理由は応募者側にはわかりません。わかったところで結果は変わりませんので、割り切るしかないのが現実です。ですが当時はそんなふうに思えず
『私の不利な過去は一切言っていないのに、これで駄目なら全部駄目じゃないの?』
『何を直せばいいの?』
と悩み続けてしまいました。
ストレスで顎が痛いのに
夜眠れない、などの身体的なストレスを感じながら転職活動をしていたゆきみちですが(※23話参照)最終面接の返事を待つ期間に顎を痛めて口が開かないと言う事態が起きてしまいました。思い返せば、四六時中携帯を眺めては不安になり、ああだこうだと考え、無意識に強く歯をくしばっていたのだと思います。
自分はそんな状態なのに、不採用を出してきた企業に対して
『面接してくれてありがとうございました、今回は私の力不足でした、今回の事を糧に今後の就活も頑張ります』
とお礼メールを打って返信しました。しかも即レスです。
感謝を伝えると相手に好印象、返事は早い方がいい、それがマナーだ…こういう言葉を信じて、愚直に実行していました。本当は全然感謝なんかしてないのに『なんかその方が良いって聞くから』してました。
当時の私に声をかけられるなら…
「そんなことしなくて良い、嫌ならするな!」
と言ってあげたいです。私は落ちて傷ついた、悲しかった、あの企業めー!と思った。その気持ち、そのままでいいんだよ、と。
『感謝は大切である』この言葉、非常に誤解されやすい言葉だと私は思っています。
これについては以後の漫画でも描けたらいいなと思います。
自分が嫌だと思ってまでする事じゃないよね
凹んでいる自分はダメな自分
そんな状態なのに、回転寿司を食べにいきました。「は?」と思うかもしれませんが、一刻も早く立ち直りたかったのです。
ゆきみちは辛いことがあると、一通り怒ったり悲しんだりした後、すぐに「自分が悪かった」と反省(ではなく自責)をして、次のアクションを起こそうとする癖があります。凹んでる自分が嫌いと言うか、許せないと言うか、よくないと思ってるんです。
大好きなお寿司を食べて寝たらすぐ元気になる!ずっとそれで復活してきたから大丈夫!…そうやって自分を奮い立たせようとしてました。
…ところがこの後、応募が一切できなくなってしまいます。
ちなみに口が開かない時に食べると一番しんどい寿司ネタは軍艦巻きだよ
…縦に長いからね
自力での転職活動は完全に行き詰まります。どーすんべ〜
…続く