Sさんとの再会
紆余曲折(?)を繰り返しながらもコーチングを再開させる事を決意したゆきみち。現状の確認も含めてSさんと少し電話をする事になりました。
コーチングの残り回数は少なく、私は体調を崩しています。もう転職をする事はできない…と言う悲しさのような、悔しさのようなものはありました。
この状態でまだ転職しようとするゆきみちにびびる‥
心はいつも戦士だから
しかし、それよりも心に決めていたことがありました。それは
自分の感情を素直に話す
と言う事です。当時私は自分の本音が自分でもわからない状態でした。だけど「嫌」「辛い」「楽しい」などの感情はわかります。例えSさんを困らせ、傷つけてしまったとしても自分の感情を隠すのはやめようと思いました。
それは、『相手の気持ちを考え、気遣う事はいい事』と何十年も信じていた『私自身』が幸せにはなれていなかったと心底わかったからです。
この先どうなるかわからない、だけどこの生き方を続けるのはダメだと言うことだけはっきりしていました。
幸せになれないからね
キャリアコーチングとは
電話は漫画のようにすっきりしていたものではなく、もっと支離滅裂だっと思います(笑)ですが思いの丈は全て伝えました。するとSさんに
心の成長が大きい…コーチ冥利に尽きるような思いです
と言われました。私はこの変化を成長とは思っていませんでしたが、変化が大きいなと思っていました。良くも悪くもこれまでの価値観が大きく変わったからです。
また、転職を希望したにも関わらずできなかった事を落第生のように感じていて、その事もSさんに伝えたのですが
キャリアコーチングは、転職成功だけが最終目的ではありません。キャリアとは広く「生き方」の意味を含みます。
と言われました。
え
誤解のないように伝えておきますが、Sさんの会社は転職内定に向けてガッチリフォローをしてくれますし、コーチングを経て転職を成功させる方はたくさんいます。しかし別の選択を選ぶ人もいるとのこと。
ここからはゆきみちのキャリアコーチングの理解です↓
一人で仕事に対して悩んでいると、つい主観で自分の『環境』に目がいきがちです。「会社がこうならば‥」「あの人さえこうなら」など。しかしキャリアコーチングを受けると、【主観】から【客観的】に自分の働き方を見るようコーチが計らってくれます。(これまでの漫画の通りです)また中立的な立場のコーチの意見は
・本当に問題は転職で解決するか?
・自分の描きたい未来は今の生き方=働き方で叶うのか?
など、広い視野で考えるきっかけになります。
これから起こるであろうライフイベントも含め、生き方に沿ったプランを一緒に考え何パターンも出してくれる。それが自分の幼少期から始まる、人格形成にそったもの。
これがSさんの会社のキャリアコーチングでした。
※逆に言えば、至急転職だけをしたい!と言う人にはあまり向いていないかもしれません。
私はキャリアコーチングをこの時まだ
転職の裏技を教えてくれるすごい人たちの、何か
だと思い込んでいた事に気づきました。思い返すと32話からずっとです。しつこいな。
理解力が乏しい
さて、思いの丈と現状を素直にSさんに伝えたゆきみち。
自分を褒めたり、偉いじゃん!と言うようになり、ご褒美大好きっ子になっていました。(実はこの頃から自分を褒めるワークもちまちま始めていたのですが、それはまた別の機会に…)
すぐ甘いもの食べるようになった
それは前からでしょ
続く