注:実際のコーチングは長い時間コーチと対話をしながら行います。一部編集されている旨ご了承ください。
母親の影響
過去の振り返りはまず母親から入りました。ゆきみちの人格形成に大きな影響を与えた人物は間違いなく母だったと思います。
彼女を一言で表すならば「真面目」。
早寝早起き、食事は基本手作り。(外食をほとんどしない家でした)会社に行く前に必ず居間の掃除機をかけ、家族全員の朝ごはんを作って出社。父方の祖母(私から見ておばあちゃん)と同居していましたので、幼い頃は家事・育児の一部を頼んでいたと思いますが、基本的には母がこなしていたと記憶しています。子供の学校行事や町内会のイベントもちゃんと出てくれる母でした。
ゆきみちは仕事柄帰宅がかなり遅い方でしたが、自炊・お弁当を作る習慣がありました。母の影響だったんだなと思います。
それが普通だと思うんだよね
真面目さと同時に、猛烈な我慢強さも母の影響を受けていると思います…。
真面目にやっていれば良い
そんな母からゆきみちが受けた最も大きな影響は、そのまま真面目さでした。
「真面目にちゃんとやりなさい」
この言葉にはいろいろな意味が含まれていたと思います。
・真面目や誠実が一番だ
・嘘や誠実さのない態度は暴かれ、自分に戻ってくるものだ
・真面目にやらないといつか大変な事になる
母は私に誠実で嘘をつかない、真っ当な人間として育って欲しかったのだと思います。彼女自身がそうでしたし、それが良い事だと思っているのだと思います。
これは一定、間違いではないと思っています。私自身、この教えにたくさん助けられてきました。
が、少し見方を変えると…
・言われた通り真面目にやり「さえ」すれば良い。
・少なくとも誰かに後ろ指を刺されにくい。
→『自己保身』的な部分がないだろうか?
…コーチングを受けながら、変化を嫌がる母と自分がどこか重なるように感じました。
少なくとも、ゆきみちにはこの要素がある気がしています…
真面目な人が全員そう!という意味ではなくね
それは「何故」ですか?
母親の影響を受け、特徴を取り込んでいったゆきみち。話を続けていく中で
『母親を困らせるような事は、あまりしたくなかった』と思っていた旨を伝えました。
そこでSさんの質問が飛びます。
それは何故ですか?
何故あなたはそう思ったのか?
この問いがとにかく多く出ます。自分への質問をひたすら繰り返し、コーチと思考を深掘りしていく。自分では「深く考えた事はなかった」とか「よくわからない」という事が多数出てきますが、実はそこに自分の思考の癖のヒントが隠されていたりします。
お母さんって…困らせたくないよね?
うーん?
ゆきみちが母を困らせたくなかったのは何故なのか、それが思考の癖とどう繋がるのか?
続く